自由診療でほくろ・老人性血管腫を除去する治療を受けました
同様の治療を検討するかたに、治療方法の決定や治療のタイミング、治療後のケアについて参考になれば嬉しいです
私自身治療前にインターネットで実例がないか、医療機関以外からの情報がないか調べましたが、個人発信の実例はあくまで一例に過ぎないため、検索してもあまり上位に出てきません
医療機関は営業目的に載せているので、成功例しか出ないでしょう
実際はどうなのか?参考までに私のケースを見ていただければと思います
治療前〜治療完了(診察終了)までの流れ
私の場合、初診から診察終了まで3回診察を受けて、トータル3週間かかりました
これは医療機関や患部にもよるかと思いますが、最短ではないかと思います
初診を受ける:治療方法や日時の決定
初診当日に治療を受けることはできませんでした
治療したい箇所を医師に診てもらい、治療方法の相談をします
施術方法の選択肢やそれぞれの詳しい説明、メリット・デメリットありますので聞きます
治療の事例を写真で見せてもらい、大変参考になりました
その場で自由診療による炭酸ガスレーザーでの施術を決め、施術日程を予約しました
この初診時の相談、レーザー照射の前が1番大事です
費用やリスクが伴うので、不明点・不安点がなくなるまで、質問することが重要です
そのためには初診までに事前に調べて、医療機関によって異なる点や初診時に出た話で気になる点を聴きましょう
先生によっては最低限の説明しかしない場合もあるので、あくまで話の主体は自分だと思って臨みましょう
主な質問ポイント
・費用
・所要時間
・麻酔方法
・治療前後の制約
・治療後の経過(実例があれば写真を見せてもらう)
・完治までの期間
・アフターケア(薬等は出るのか)
再診:治療当日
初診の翌週に治療する予約が取れましたが、このタイミングは医療機関のその時の状況で大きく変わるので参考にはならないでしょう
治療まで時間を要する場合があるので、この時期に照射して欲しいという希望があれば、事前に医療機関へ問い合わせると最短でのご案内等を教えてくれるかもしれません
この日は施術の説明を再度受け、治療の同意書に署名しました
すぐにレーザー照射が始まり、終わるまであっという間
治療後のケアについて看護師のかたから説明を受けて終了
また、この日からアフターケアとして軟膏とテープをつけ始めました
再診 治療2週間後:経過観察・診察終了
患部の状態を診てもらいます
診てもらうために、テープは貼れないですが、軟膏と日焼け止めはしっかり塗りました
順調に治っているとのことで、全ての診察を終了しました
ここで除去残りがあれば再照射等の相談に切り替わるかと思います
この後は自分のケアにかかっています
主な事前説明の内容
照射直後は、これで大丈夫なのか?と思うこともありますが、事前に知っていれば焦ることが少ないです
また個人差があるので、説明通りでなくとも慌てる必要はありません
医療機関と相談してください
・再発の可能性はあること
・完全になくならない可能性があること
・再照射が必要な可能性があること
・出血や腫れ、痛みがあること
・へこみができ、2年〜で徐々に埋まっていくこと
・3ヶ月ほど赤みが続くこと
・3週間ほど後に茶色くなること
治療前にすること
私は患部が顔だったのですが、治療前にはメイクを落としておくことくらい
当日顔を洗うのが困難になるので、治療が一部分だとしても顔全体のメイクを落としておく、またはメイク落としシートを用意しておくと良さそうです
食事や運動の制約は特にありませんでした
当日 治療中の様子
背もたれが倒れるイスに座り、目隠しをされた状態で照射されます
麻酔は局部に注射で行われ、3箇所の照射につき3箇所に注射されました
麻酔が効いてきた約1分後に照射開始
1箇所につき何度もレーザーを当てられました
麻酔が効いているので痛みはありません
焦げくさい、嗅いだことがないような臭いがします
皮膚が焼けてしまっているのだと思います
これは顔を洗っても、だんだん数日後までずっと鼻に残ってしまいました
照射箇所には軟膏だけ塗られました
アフターケアのキットを受け取り説明をうけて終了
照射時間は5分ほど、お会計まで30分〜1時間で済みました
治療後にすること
照射当日から始めたアフターケア
患部は非常にダメージを受けているので、紫外線や摩擦、乾燥は大敵
これらは色素沈着の原因になり、せっかく除去したほくろが再発しやすくなってしまいますので、注意しましょう
医療機関からはVG軟膏とマイクロポアテープを出してもらいました
出してもらわない場合は、事前に調達するのが良いです
泡で丁寧に洗顔
洗顔後はしっかり保湿
〜2週間後 軟膏を塗る
次回の経過観察を受けるまで、塗るように言われました
〜2週間後 マイクロポアテープを患部に貼ります
日焼け対策や摩擦を防ぐためにテープを貼ります
このテープはUVカットされ、さらに上から軟膏を塗っても肌まで通ります
順序としては、テープ➡︎軟膏だと剥がれにくかったです
洗顔時であっても、摩擦の原因になるので無理に剥がさず自然に剥がれるまで替えないように説明を受けました
実際は濡れるとかなり剥がれやすくはなります
日焼け対策をする
マイクロポアテープを貼らなくなってからは、日焼け止めやマスク等でしっかり日焼け予防をします
ここでも摩擦を気をつけながらしましょう
かかった費用
全て自由診療です
初診料5,500円
再診療3,300円×2回
施術料50,820円
アフターケアキット550円
合計63,470円(税込)
患部の経過・写真
顔の口周り3箇所に照射
ほくろ2箇所に老人性血管腫1箇所です
閲覧注意です
照射前
ほくろ
老人性血管腫1箇所
いずれも少し盛り上がりがあり、大きさは直径1mm以下です
照射直後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
麻酔が切れるまでは痛みはなく、切れてからはヒリヒリします
出血があります
周りは腫れて強い赤み、へこみもあります
照射1日後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
出血は止まっておらず、しるも出ています
照射2日後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
出血は止まり、へこみにしるがあります
照射3日後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
周りの赤みが引き始めていますが、まだ腫れは残っています
しるも減っています
照射4日後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
ほくろ跡は乾いてきています
ヒリヒリから次第にかゆみに変わっています
照射5日後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
腫れがだいぶ引いて、へこみが強調されています
乾燥しています
かゆみが気になり、寝ている間無意識に触らないようにテープが欠かせません
照射8日後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
赤みが褐色に変わってきています
かゆみは収まってきました
照射14日後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
再診で経過観察してもらいました
順調とのことで、ここで軟膏・テープのケアは終了しました
周りの赤みは気にならなくなっています
照射箇所はまだ赤褐色です
照射1ヶ月後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
色が濃くなっていたのがピークを過ぎ、少しうす褐色になっています
照射40日後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
褐色だったのが、少しピンクがかった肌色に近づいています
照射52日後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
少しへこみが戻っています
老人性血管腫1箇所は中心に赤い点があり、血管腫の再発か疑わしいです
照射2ヶ月後
ほくろ
老人性血管腫1箇所
色が全体的に一層薄くなっています
皮膚を伸ばすと周りと馴染むので、へこみによる影が色を暗く見せているのがわかります
老人性血管腫1箇所にあった赤い点は消えています
実際の体験談です
医療機関によって、費用や施術方法、ステップ等は異なります
効果も個人差があります
レーザー治療を検討されている方の参考になれば幸いです
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