金沢旅行①兼六園と金沢城・尾山神社ライトアップ

ぴーやん夫婦のこの夏のハイライトに金沢旅行があります
新幹線かがやきに乗って東京から約2時間と短時間
市内観光は観光地が集まっていて周りやすい
史跡で歴史を感じたり、工芸品が楽しめたり、名物料理もあります
金沢はそういう街です

金沢旅行記を4回に分けてアップします
初回は一番有名な観光スポットの兼六園と金沢城
2回目は北陸の海鮮

3〜4回目はもーが気になった建築探訪記です

金沢といえばコレ！兼六園

岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園と並ぶ日本三名園の一つ

1676年、5代藩主・前田綱紀時代に作庭を始めてから池や茶室の整備など行われ、現在の形に至ります
神仙思想という池を大海に見立て、その中に不老不死の神仙人が住む島を作ることで長寿と永劫の繁栄を願う考えに基づき、作られています

兼六園の中で有名な徽軫灯籠ですが、実際見てみると案外小ぶり
霞ヶ池はとても大きく、周りには琵琶湖畔似合った松から種子を取り寄せてきた唐崎松という黒松もあります
歩きながらいろんな方向から見てみると、造形も反射する光の色も異なるので違いを楽しむのも良い

力強く横に伸びる松の幹を支える木柱は、整然と立っていてヨコ・タテ、そして動・静の対比が面白い
庭園内は水も豊か、流れる小川と苔は夏のみずみずしさを感じさせてくれる

夜、雨にさらされてもなお美しい金沢

ぴーやんたちが金沢にいた1日は雨でした
雨は観光しづらいな、夜景もキレイじゃないし・・・
なんて思っていましたが、ライトアップには絶好だったんじゃないかなと思います
人も少ないし、雨に光が当たって幻想的だったんです
遠くを見る夜景は向かないですが、間近で見るライトアップには向いているのでは？と思いました

金沢にはいくつかライトアップされている場所があります
駅前の噴水には水で文字が浮かび上がります
「ようこそ金沢へ」「WELCOME」だったりメッセージが現れます
次はなんて出てくるだろう？と全パターン見るのも楽しいです
反対側は同じ仕組みで時刻を表示しています

Do SCIENCEという企業が手がけた珍しい噴水です
これは時間問わず楽しめまずが、夜もライトアップされているのでおすすめ

金沢城は散歩できるくらい広範囲をライトアップ

無料で入れる箇所だけいきました
正直これだけでも充分です！

金沢城の始まりは1546年、本願寺が金沢御堂を建てたことにあります
そこから1580年に金沢城が築かれ、その後前田家が入城しました

火災で何度も焼失と再建を繰り返してきました
中には再建しないものもあり、形を変えてあり続けています
再建というのが金沢城を一言で言うフレーズだと思います

玉泉院丸庭園

夕焼けから夜明けまでの時間の流れと四季に移ろいをイメージしたライトアップショーが行われます

1634年に作られてから少しずつ変化を遂げ、明治になるとなくしてしまいました
その後2015年に再現されて今の形になりました

玉泉院丸口から入ってすぐ

三の丸広場

すっと一直線に伸びた美しい長屋は武器倉庫と城壁という2つの機能を持った建物
夜空に浮かんでいるかのようにライトアップされています

こちらは2001年に再建され、金沢城のシンボルになりました

石川門口入って少し歩いたところにあります

石川門を潜ったところにある2面の石垣は接しているのに違う積み方なのが印象的
左が打ち込みハギ、右が切り込みハギと呼ばれる技法
打ち込みハギは石と石の隙間ができるので小さい石をはめているが、切り込みハギはより時間をかけて石を加工し、隙間なく積まれているのが特徴

鼠多門

2020年に復元されたばかり
黒漆喰で塗られ、鼠色であることから鼠多門とされています
目を見張るように聳え立った鼠多門と、石段に跳ね返る雨がライトで照らされて美しいと思いませんか？
場所は鼠多門口、そのものです

尾山神社の神秘的なライトアップ

前田利家と正室・お松を祀った神社
立派な拝殿がとても力強く建っています
夜は見られないですが、天井も歴史ある素敵なものなんだとか
神門は1875年に建てられ、国指定重要文化財にもなっています
独特な様式と第三層目にあるステンドグラスが目を引きます
和・漢・洋の３様式からなっていて、今見ても斬新ですね

夜は神社全体が神秘的な空気を纏っています

歴史ある美しい街、金沢
次回は食の金沢です！