東海館
見どころポイント
- 材木商が建てた旅館建築
- こだわり尽くした名木の数々
- 客人をもてなすための建物
営業時間
9:00-21:00
最終受付20:00
※毎月第火曜日祝祭日の場合は翌日と1月1日は定休日
入館料金
大人 (中学生以上) | 200円 |
小人 | 100円 |
※福祉割引あり(福祉割引の適用には障がい者手帳等の提示が必要)
入浴時間
11:00~19:00 大小2つの浴場を男女時間で入替制
【男性大浴場/女性小浴場】11:00~12:45、15:00~16:45
【女性大浴場/男性小浴場】13:00~14:45、17:00~19:00
入浴料
大人 (中学生以上) | 500円 |
小人 | 300円 |
※2才以下無料
※オムツのとれない場合は不可
アクセス
静岡県伊東市東松原町12-10
JR伊東駅から徒歩7分
駐車場なし
ざっくり変遷
1928年に材木商の稲葉安太郎氏によって創業
1933年に伊東〜下田間を県道開通
1938年に新館増築と伊東線開通
1939年、その2年前に始まった日中戦争による傷病兵の静養舎として接収される
1945年に終戦
1949年に望楼完成
1961年に伊豆急行開通
1997年、東海館の廃業
2001年に文化施設として再オープン
時代を経てインフラが整い、伊東を訪れる目的が湯治や観光などへ変化・多様化していきました
その間には戦争があり、旅館として機能することができない時代もありましたが、人を癒す場所として東海館は建ち続けています
外観




出入口側は松川通りに面しています
意外にも細い道なので、合っているか不安なほど
木造建築ですが、大きく風格があります
唐破風の兎毛通しには旭と鶴の彫刻が彫られています
奥には亀もいて、非常に縁起が良いですね
彫師・森田東光によるものです


伊東大川に面した側
こちらも風情があります
隣のK’s Houseとともに、この街のシンボルになっています
玄関・中庭




玄関は広く玉石タイルが敷き詰められています
戸の上部にも細かな装飾が施されています
玄関入るとすぐある中庭
日本各地から寄せ集められた石で鶴亀を表現しているそう
また玄関のすぐ右側からギャラリーが始まります
東海館の歴史や旅館時代の調度品などが展示されています

1階客間:葵の間


東海館の廊下は、一部屋ずつズレています
そして、部屋の入り口にある軒にはそれぞれこだわりの木がつけられていて、部屋のシンボルになっています
葵の間は新館にあります




大きい部屋と小さな部屋があります
床の間の床柱には黒檀、床板には欅の厚い一枚板が使われており、格式の高さが出ています
お部屋には火鉢や、火鉢で使えるヤカンが置かれており、お茶を飲んでくつろいだり、暖をとることもできたようですね
東海館の各部屋は1つ1つ意匠が違っています
その障子にはさまざまな組子細工が施されています
葵の間にも、欄間に鳳凰の透かし彫りが、障子に幾何学模様があります
派手すぎないデザインによって、東海館での滞在はより心を穏やかにしてくれそうです


広縁からの景色
葵の間は1階なので、川と近い目線で楽しむことができます
3階客間:牡丹の間
牡丹の間は新館にあります






部屋の入り口には、松?をかたどった式台がお出迎え
大きい部屋と小さな部屋がついています
付書院と呼ばれる、床の間の脇にある出窓空間
障子は網干しのデザインで、古き伊東を思わせます
その上の欄間部分は、麻の葉の組子が

少し上から眺められる広縁は、くつろぐのに最適だったことでしょう
こちらは、牡丹の間からの写真ではないのですが同じ3階からの写真で、1階とは違う見え方になっています
川の流れを見下ろし、風になびく木々の様子をつぶさに感じ取れます
館内に散りばめられた意匠の数々




東海館は木にこだわって建てられているのがわかります
壁の一部に大きな木が
「見てくれ!この木を」と言わんばかりの迫力
天井には木目の揃った木材を使用
元は相当大きな木だったのでしょう
何度も出てきていますが、欄間
竹林にとまった小鳥が彫られているのですが、室内の照明によって廊下に欄間の影が映っています
ふすまで仕切られていますが、影によって奥行きを感じ、世界観が広がっているのがわかります

伊東の旅館に関する展示


廃業してしまった東海館や周辺の旅館の使われていた品々が展示されています
当時に思いを馳せてみましょう
伊東祐親、三浦按針の部屋


伊東にゆかりのある方々の紹介をしている部屋がいくつかあります
伊東祐親は平安時代末期の武将で伊東の豪族です
平家方だったため、源頼朝と対立する立場でした
三浦按針ことウィリアム・アダムスは、江戸時代初期に外交顧問として使えたイングランド人
航海していた1600年に日本に漂着し、その後徳川家康に仕え、伊東で造船事業を手がけることになった人
3階:大広間




エンジュや黒檀など高級木材が使われた大広間
120畳もの広さがあります
天井は神代杉の格天井になっており、格式高い空間になっています
欄間には優美な組子や立体的な彫刻が施されており、客人をもてなす精神が表れています
松の木々の間を鶴が飛んでいる様子です
3階という高い階層なこと、横に伸びている欄間だからこそのモチーフといえます


舞台脇には孔雀の大きな彫刻が対になっています
ケヤキの一枚板に彫られています
こちらも玄関の破風同様、彫師・森田東光によるもの
孔雀はシャボテン公園で実物を見ましたが、優美さが本物さながらです
こちらの孔雀の方が気高く、限られた人の前にしか現れてくれないような姿に、この空間に来られた特別感を感じます
4階:望楼


後から1949年に増築された望楼
少しだけ相模湾を臨むことができます
東海館の電子前売り入浴チケット

K’s House伊東温泉




見どころポイント
- 国の登録有形文化財
- 源泉掛け流し温泉
- 現在は外国人向けホステル
受付時間
8:00~20:30
チェックイン・チェックアウト
チェックイン 15:00〜20:30
チェックアウト 11:00
アクセス
静岡県伊東市東松原町12-13
JR伊東駅から徒歩7分
駐車場なし
外観のみの見学です
大正時代にいな葉という旅館として建てられました
まだ扉には「いな葉」の文字が残されています
2007年に廃業し、現在はホステルになっています
東海館同様、木造3階建で望楼つき
さらに名木がふんだんに使われ、彫師・森田東光が手がけた彫刻もみられます

伊東観光番(旧松原交番)

見どころポイント
- 1958年に建てられた交番
- 国の登録有形文化財
- 現在は観光案内所として活用されている
営業時間
10:00-16:00
アクセス
静岡県伊東市渚町2-48
JR伊東駅から徒歩15分
駐車場なし
こじんまりとした可愛らしい見た目の建物
1階の入り口付近のみ丸みを帯びています
昔も今も、困った人の助けになる存在として伊東にあり続けています

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